仮設住宅にお住まいの方の声/制作プロセス
石巻市自治会長 小野孝雄氏 「龍の勢いのように早く復興して、自分たちも前に進みたい。ここからが出発点なので、絵を見ることで前を向く力になればと思う」
住民Oさん 女性
私をふくめ仮設のみんな素晴らしい絵を見て毎日、感謝申し上げております。
2011年の冬に訪れた石巻市の仮設住宅の当初は、こんな様子でした。ここから壁を清掃し、耐久性を持たせるためミッチャクロンという下地を塗ります。
デザイン画を元に、墨つぼでグリッド(構成線)を引きます。塗らない箇所はマスキングテープを張り、大枠の線を描いていきます。
参加するボランティアスタッフと、仮設にお住まいの方と合同で完成させていきます。中にはあまり絵を描いた経験がない方もいますが、それでも皆楽しんでいます。
色塗りは、とても楽しい作業です。枠からはみでないよう、ムラができないよう慎重に。
完成すると、同じ仮設住宅でも、こんなにも華やかでカラフルになります。やはり元気で美しい絵があると、気持ちも前向きになりますね!
最後に、自治会長が龍の眼を塗り記念撮影。皆とってもいい笑顔!!
場所:宮城県石巻市須江糠塚前団地